会長 大島 隆夫

ごあいさつ

 2019年の新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。

 旧年中は当連合会の運営に対し、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

 昨年は近年稀にみる自然災害が多発した年でした。新年早々には草津本白根山が噴火。噴石がスキーコースに降り注ぐ様子を捉えた映像に戦慄を覚えたことを昨日のことのように思い出します。震度5以上を記録する地震も各地で頻発しました。最大震度6弱を記録した大阪北部地震では一時17万戸が停電、都市機能に大きな影響が出ました。また、最大震度7の揺れに見舞われた北海道胆振東部地震では、山肌の崩壊により大勢の尊い命が失われました。これらの災害に加え、記録的猛暑や大型台風の連続襲来など、自然の猛威の前に人知の無力さを痛感させられた一年でした。

 一方、科学の分野では、画期的ながん治療薬の開発に道を開いた、京都大学特別教授・本庶佑さんのノーベル医学生理学賞受賞が話題を集めました。地道な研究の成果によって新薬が開発され、多くのがん患者に希望をもたらしたことに科学の神髄を見た思いです。

 さて、国内景気は一進一退ながら順調に回復してきたように見えます。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに続いて大阪・関西万博の開催が決定するなど、大型イベントの連続開催が、国内景気に好影響を及ぼすことを期待したいところです。

 明るい話題の一方で、中小企業では働き方改革への対応が急務になっています。時間外労働の縮減や有給休暇の消化それ自体は望ましいことですが、生産性の向上が同時に進行しなければ企業の存亡に関わりかねません。一部の製造現場では自動化が進んだとはいえ、中小・小規模企業の生産性向上は一朝一夕には進まないのが現実です。

 板橋産業連合会では、会員企業の経営力強化や従業員のスキルアップを目指すため、経営支援セミナーやものづくり講習会の拡充に努めてまいりました。引き続き会員企業のサポーターとして、板橋区並びに関係団体との連携を図りながら、皆様のお役に立てる事業を展開してまいります。

 会員の皆様には、本年も変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、各企業様の益々のご繁栄とご健勝をご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。